仙頭酒造場・蔵元紹介

高知市より東へ約30km、室戸岬との中間に位置する緑豊かな県内屈指の園芸農村、芸西村に創業明治36年の名醸「仙頭酒造場」はあります。

歌人吉井勇『志ら菊は まことうま酒 杯をかさぬる程に 雄々 心の湧く』と詠むほど愛して飲んだ主要銘柄の「志ら菊」は、初代仙頭菊太郎の名の菊に因んで、白菊の様に清らかで綺麗なお酒を醸したいとの思いで命名されました。

早くより温暖な地での醸造法を研究し新しい技術を取り入れる一方で、昔から受け継がれてきた伝統の手法で丁寧に酒造りを行うなど探究心は旺盛で、土佐酒らしい辛口の中にも気品ある香りと、日本酒本来の米の旨みを引き出した酒を醸しています。

又、連年のように全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど、その造りの技術レベルの高さには評価が高い蔵元です。


「志ら菊は、こんなお酒」

四国山脈の支峯から流れる良質の伏流水で仕込んだ酒は、爽快な飲み口とふくらみのある味わいが特徴で、穏やかな香りの中に旨み・甘味・酸味のバランスのよく取れたお酒です。

深層水酒の先駆けとして、世界で初めて室戸海洋深層水を100%仕込水に使った身体に優しい吟醸酒「土佐深海」や、ワイン風味をもつ清酒酵母を使って醸したやや甘口の純米大吟醸酒「月の志ら菊」は特に女性にはお薦めの商品です。

又、古くから日本酒造りで培った技術を生かしての焼酎造りも行っており、近年は文旦のお酒「ぶんたんたん」や米焼酎に梅を漬け込んだ「仙頭の梅酒」などリキュール造りにも定評があります。


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